星を見て泣いた夜

今も覚えてる

眠れない夜のことを

屋上へ続く階段を

すり減ったコンクリート

嫌われ者のバンドマンが

同じ色に染まったんだ

鍵の壊れた柵の外へ出ると

上も下もわからなくなるようで

きっとどうかしてたんだね

あの日夜空は七色だった

あいつがいった

君は星ばっかり褒めるけど

誰かの涙を吸い取って滲んだ色の

夜空がほんとに愛しんだよと