明日変えると思います

焼えいひれとキクラゲ 上白糖の雨 公共料金未払い どっかの家からカレーの匂い お母さんお父さん 兄、嫁さん 知ってる? ねえ知ってる?って バカみてえでやんの 死にたい ねえ死んでよって バカみたいだ

百円のサンドウィッチとラッキーストライク(昔書いたやつ)

畠山は二階から外の景色を見ていた。 鼻をかんだティッシュみたいにクシャクシャの雲と、空の色が映ったらしい真っ青な海が畠山の目の前に広がっている。 反射したり、滲んだり、褪せたりして、なにごともないかのように存在する。 目というのは不思議だ、と…

執拗に夏を嫌う女(昔に書いたやつ)

八月が嫌いだ。 肌もTシャツも、爪の先から舌の根っこまで、元気のいい太陽に照らされて黒ずんでいくから嫌いだ。 初めて、親知らずを抜いたのも八月だったし、好きだった男の子に違う女がいたことを知ったのも八月だ。 別に、悲しくなんてないよって言う私…

すごく昔の話(昔に書いたやつ)

イクチオステガは悩んでいた。 生命とは海で生まれたものであり、彼の父も祖父も魚として、水の中で生命を全うした。彼らは海の生態系のトップであり、なに不自由なく生きた。 父が死んだ時、彼は新しい世界を見たいと望んだ。強く望んだ。すると、水をかく…

コピーアンドペーストの成れの果て

まだ、生きている 照明が当たる場所と それによってできた影の部分を 行きつ戻りつしながら 人生は壮絶かしらと 唱え 私は口笛など吹かない そんな虚さ加減など知らない しかし、まだ、生きている 舞台は閃光だ ロウソクの火は明かりでなく 焼けた眼差しだ …

バンブッ

1 僕たちは小学校一年生の時に出会った。当時、僕のクラスに森本という奴がいて、こいつが馬鹿でチビでメガネで冴えない奴だった。僕はその森本と毎日一緒に帰っていて、ある日森本が連れてきたのが竹本だった。僕と森本は一組で竹本は二組だったが、僕たち…

シンナー

空気の中を波紋が走って揺れる。振動が伝わって肌から体内に入り込み、胸の奥の熱っぽいところを打ち鳴らす。小刻みに震える音と、抑揚のある音が混じり、音楽が出来ていた。人々は酔っ払ったように音に乗り、恍惚とした顔を演奏者に向ける。JR神戸線の高架…

淀屋橋にて

JR大阪駅の改札を出ると、大勢の人が地面を埋め尽くすかのように歩いていた。若い男女、サラリーマン、外国人。行き交う人々を横目に見る。皆、それぞれに違う格好をしていて、スーツの上にコートを羽織っていたり、短いスカートを穿いていたり、山に行く時…

淡い 5

電車に二人で乗って、しばらく揺られ、乗り換えてまた揺られる。その間、ふたりに会話はなかった。黙っていると、時間が止まっているような感覚がする。電車に乗れば体を動かさずとも目的地に着く。御田はそれが自分の老いを止めているように感じるのだ。こ…

淡い 4

一年生のとき、御田は他の友達と同じように、向井に必要以上に干渉しないようにしていた。大学にいるとき長い時間一緒にいたが、向井は御田の入っていないサークルに所属しているし御田の知らない友達が向井にはたくさんいる。向井が女の子だということもあ…

淡い 3

それから、御田は恋愛をしなくなった。人は恐らく、好意を言葉にしたり聞いたりすると恋が生まれるようであるが、御田は頭から、恋とか愛という言葉が抜け落ちたかのようだった。稀に人から好意を向けられることはあったがそれを返す気にはなれず、付き合う…

淡い 2

人間というのは不思議な生き物だ。相手のことを知り尽くしているわけではないのに、印象だけで物を言う。それが当たっていても外れていても言われた相手は喜んだり、悲しんだりする。見当違いでも、プラスなことを人に言うやつは気に入られる。御田もよく人…

淡い

透明のグラスのような空気の中に白い煙が上がるところを御田は黙って見ていた。御田の口から吐き出された煙はゆらゆら揺れたあと、冷たい風に流されて、冬の空気に染み込んだ。彼は見えなくなった煙を目で追い続けたが、そこには青い空が満ちているだけで空…

ブログ2

時々、日記的なやつも書きます。

ブログ

ブログというものは自分には難しすぎるので小説を書きます。